日々ぴこぴこ

TESとかFalloutとか、思ったことを淡々と。

Skyrimの日本語化は必要かどうか。

こういう議論はおそらく、永遠に続くんじゃないかと思うけれど。

 

SkyrimSEからはじめるプレイヤーは少ないと思う。おそらく、Skyrim無印からのユーザーが大多数だろう。

Skyrimのユーザーは多く知っているとおり、バニラの日本語版Skyrimは、それはそれで楽しいんだけれど、Mod導入に問題点があった。日本語版実行ファイルでは動かないModが多かったからだ。

例えば、

Unofficial Skyrim Legendary Edition Patch at Skyrim Nexus - mods and community

アンオフィシャル(非公式)パッチとして名高いこのファイルも、最新版実行ファイルじゃないとダメ、という制限があった。で、日本語版Skyrimの最新版実行ファイルは、必ず英語版などよりかなり遅れて配布されるので、このパッチが利用できないわけだ。

 

また、

SkyUI at Skyrim Nexus - mods and community

インターフェースツールのみならず、Modの管理までできるSkyUI。前提がSKSEなんだけど、SKSEは英語版実行ファイルでないと導入できなかった。

 

そこで、Skyrim英語版を日本語化する必要が生じていた。

Skyrim英語版を日本語化するというのは、Mod環境を最大限楽しむための苦肉の策であって、だれも好んでやった作業じゃない。だってゲームじゃないんだもの。

 

 

一方、SkyrimSEのリリースは少し奇妙な形で始まる。

一つに、Skyrimで十分なModが開発されていたこと。

もう一つに、ベゼスダがSkyrimのModをそのまま、SkyrimSEでも利用できるとアナウンスしてしまったこと。

そして最後に、多くのユーザーが、Modモリモリの環境でゲームすることを当たり前に感じてしまっていて、今更バニラで楽しめ無くなってしまったこと。

リリースされたゲームが、すでにMod無しでは楽しめないなんて、奇妙なこと限りないけれど、SkyrimSEはそういう事情でリリースされてしまった。

混乱の中でリリース後の喧噪が起こったけれど、その一方で、例えばSkyrimのModではアンオフィシャルパッチが必須だとか、SKSEが必須だったModが、SKSEのSE版が開発されていないこともあって、SKSE無しでリリースされる、アンオフィシャルパッチを回避しても導入できるなど、Modderによるユーザーへのケアが行われたことから、必ずしも最新版実行ファイルが必須なModが、実はあまり多くなかった。

つまり、公式日本語版SkyrimSEでも、多くのModを導入することができるし、その制限は、Skyrim時をはるかに下回る環境が、Modderの好意によって構築されてしまった。

それでも、公式英語版を日本語化しなければ導入できないModも多くあるけれど、問題はそのModを導入しないと遊べない!と思うユーザーがそこまで多いのか、ってことだな。

 

公式英語版を日本語化するのは、まさに「作業」。ゲームするための作業でしかなくて、しかもいくつかのModを導入したいための作業。それも、簡単な作業じゃない。いちいちファイル名を書き換えたりしないといけないし、失敗したら起動しなくなっちゃった、なんてこともある。

その苦労を乗り越えてでも、導入したいModがある!という人にとっては、この作業は苦痛じゃないだろう。僕みたいに、Skyrim時、バージョンアップごとにやってた作業だから、苦じゃないという人も多いだろう。

でも、大半の人にとっては作業は苦痛でしかない。

だから、僕は日本語化作業は必須ではないと思っている。ただ、不要だとも思わない。要するに、その人の遊び方によるんじゃないか、ということだ。

そして、日本語化すべきかどうかは、誰かが決めることでも、押し付けることでもない。自分で遊んでみて、した方がいいと思うなら苦労してでもやったほうがいいけれど、めんどくさかったらしなければいい。

 

僕個人の考えでは、SKSEのSE版が出たとき、SkyUIの最新版がその環境で導入できて、しかも様々なModを設定することができるというならば、公式英語版を日本語化する苦労は買ってでもすべきだと思う。思いっきり便利だからね。でも、今のところ、SkyUIを、新しいSE版SKSE導入下で導入できるという保証もないし、SkyUIの作者が、SE版の開発を予定していない時点で、そこまで目くじら立てて議論するほどのことじゃないと思えなくもない。

今のところは、様子見ですな。

 

吟遊詩人

Skyrimでは、Oblivionでは全く登場しなかった吟遊詩人が登場する。

吟遊詩人という「文化」は、日本でいえば琵琶法師になるのだろうか。

 

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現在では考えられないことだが、中世ヨーロッパの識字率は極めて低かった。

その原因は、様々だ。ひとつに、ほぼ体制的であったキリスト教の、中でもカトリックが、聖書を難解なラテン語でしか配布させなかったことに原因がある。

ゲルマン民族との融合によって、現在のフランス語やドイツ語、英語といった言語の古語は成立していたが、ラテン語はいわばローマを起源とする言語であり、カトリック本部はこの原初言語ともいうべき、ラテン語による聖書の製造と頒布しか許さなかった。確かに、言語が変わるたびに行われる翻訳が、必ずしも精密なものであるとは限らないのだが、結果としてこれが、宗教を取り巻く様々な事柄、例えば文化や知識の、民衆への広まりを阻害していたことは紛れもない事実だ。

 

一方、中世ヨーロッパといえば騎士文化だ。騎士は文盲たれ、騎士は馬上槍で語らうものであるという文化のため、明確な文学的文化はどうしても、形成されづらい。

 

しかし、古代から伝わる様々な神話と、騎士文化などが融合することで、様々な文学が成立するのも事実で、人々はいつの時代も、幻想的で魅力的な未知の世界、あるいは空想に身をゆだねるものである。

吟遊詩人は、そうした世界において、唯一ともいえる娯楽として普及する。

 

また、中世ヨーロッパではまともな飲み物が「酒」しかなかったことも原因だろう。

水は腐敗しやすく、また実際疫病の原因ともなっていた。人々は水を飲むよりも、酒を頻繁に飲んだ。そのため、中世ヨーロッパの人々は常にほろ酔いだったという研究結果もある。教会では赤いワインをキリストの血として頻繁に飲んだし、ビールなどの酒文化が発展するのも当然だった。大航海時代によって、紅茶やコーヒーが流入するまで、中世ヨーロッパの人々は腐敗しているのを承知で飲む水か、アルコールを呑むしか喉の渇きを潤す方法がなかったわけだ。

 

吟遊詩人の語らう異国の、あるいは幻想的な夢の世界を、日常的(ほぼ24時間にわったって)飲み続ける人々が聞けば、さぞ素晴らしい夢を見ることができただろう。

 

スカイリムに書店がないことを指摘し、Modで書店を導入する人も多いが、それは文化の違いだと僕は思う。シロディールの人々の識字率は高かった。それは様々なギルドと、多種多様な信仰が帝国によって保障されていることから、人々の文明度合いも発展する素地があった。

一方、スカイリムはノルドの「文盲こそ誇り」というべき、まるでフランク騎士のような文化の中では、おそらく本を読んでいるだけで馬鹿にされるのだろう。人々は本を読むより、剣を抜き、鎧を身に着けることを名誉とする。

こういうスカイリムの文化だからこそ、吟遊詩人の文化はすたれないのだろう。

ソルスセイム・ミラーク

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ミラークと名乗る人物を中心に結成される教団に、スカイリムで襲撃されたラスト・ドラゴンボーン。襲撃犯の足取りを探索すると、反帝国の根拠地であり、内陸ながら港町であるウインドヘルムの港までたたどり着く。

ウインドヘルムの港に停泊するノーザンメイデン号(北の乙女号?)。船名に似つかわしくないグジャランド船長(ノルウェー語発音ではグヤランドらしい)は、たしかに奇妙な人々をソルスセイムで乗せたことは覚えていたが、気づくとここにいたという。

 

ミラークは、古の時代、竜族に仕えながら反旗を翻し、多くのドラゴンを倒したドラゴンボーン。なぜ彼は反乱を起こし、竜を殺し続けたのか。

これは、ラスト・ドラゴンボーンにも言える。スカイリムで現れるドラゴンによって、人々の街や村が焼き尽くされている中、一人立ち上がったラスト・ドラゴンボーン。彼は最終的にアルドゥインを倒し、つかの間の平和を得るのだが、その後もドラゴンハンターとしての活躍は続く。

もともと、竜が支配していたスカイリムを竜が取り返そうとするのは、自然の成り行きだ。人間は何度となく反旗を翻してきた。

では、なぜミラークは反旗を翻すのか。

 

何度もこのDLCをクリアしたけれど、実はそこのところがよくわからない。

今回は丁寧に読み進めてみようかな、と思っているけれど、休みがない。

今日も夜勤です。

 

お久しぶりです、皆様。

Skyrim Special Edition 日本語化

※2017年10月更新しました。

 

正式リリースされているSkyrimSEの日本語版を利用して英語版を日本語化する。

 

今回、こういった記事を編集する原因は、

 

speakeir.hatenadiary.jp

speakeir.hatenadiary.jp

この2つの記事へのアクセスが多いことから。この2つの記事は、正式なSkyrimSE日本語版からデータを抽出するのではなく、Skyrim無印からデータを抽出することになるので、あまり良い方法ではない。そこで、今回の記事で正式な日本語化記事にしておきたいと思った。

 

内容としては、

FAQ/日本語化 - Skyrim Wiki JP

このWikiを参照している。

 

①公式日本語版をダウンロード、データをどこかにバックアップする。

 僕は物理的に、つまりハードディスクを分けて利用しているので、そこに放り込む。

 フォルダ名をjpなどにすればわかり易い。

 以下、このバックアップからデータを取り出し、公式英語版に上書きするので、くれぐれも消したり上書きしないように。

 

②公式英語版をダウンロードする。

 

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Steamのゲームタイトルを右クリック、プロパティから言語を選ぶ。英語を選ぶと、自動的にダウンロードが開始される。

Wikiには、一度公式日本語版を消した方がいいと書いているが、私はModを多用しているので、消さずにした。それでも円滑に進んだので、おそらく消さなくてよいかと思われる)

 

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もう一度同じ画面を立ち上げ、ゲームキャッシュの整合性を確認する。

Steamのタイトルはダウンロードが基本だけれど、データが多すぎるとどうしても、欠損や破損が生じる。そこで、整合性でデータの整理整頓と照合をしておかないとダメです。

 

③一度公式英語版を立ち上げる。

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ちゃんと立ち上がればOK。

 

④公式日本語版からのデータ吸出しとコピペ

式日本語版から必要なデータを吸い出して、日本語化する。

現行Bsaファイルからデータを吸い出せるツールはいくつかある。

BSA Browser (with .BA2 support) at Skyrim Special Edition Nexus - Mods and Community

今回はこれを使ってみる。

 

speakeir.hatenadiary.jp

 

※ツールの使い方は上記ページでまとめました。

 

吸い出すファイルには主に2系統あり、1つはInterface系、もう1つはStrings系となる。

まず、interface系を取り出してみよう。

〇interface系ファイル

保存しておいた、公式日本語版のゲームフォルダの、Dataフォルダに「Skyrim - Patch.bsa」というのがある。ここから、以下のファイルを取り出す。

 

book.swf

fontconfig.txt

fonts_en.swf

translate_japanese.txt(ファイル名のjapaneseをenglishに変更)

 

 

この4つを任意のフォルダに放り込んでおく。できれば、interfaceフォルダを作って、そこにまとめて保存しておくほうがよい。

interfaceフォルダはゲームフォルダのDataフォルダにそのまま放り込む。

 

〇Strings系ファイル

現在のSkyrim日本語化では、Stringsファイルを自分で翻訳しなければならなくなった。

最新版のStringsファイルを翻訳しないと意味がないので、現在のゲームフォルダ(公式英語版)から、Stringsファイルを取り出す。

 

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同じPatchファイルに格納されているので、左画面のstringsをクリックすると、右画面に一覧が出る。ここでenglishファイルをすべて取り出す。

Stringsファイルには、都合5種類あって、

skyrim

update

dawnguard

hearthfire

dragonborn

がある。それぞれに、strings、dlstrings、ilstringsファイルがあり、都合15個ある。

  

 

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これで都合15個。これをすべて、sseTranslatorで日本語化して使うのだけれど、やり方が難しい、ややこしいという人は、以下の僕のやり方を参考にしてください。

 

以下、僕のやり方。

僕の場合、まずデスクトップに「最新版Strings」というフォルダを作っておく。

その中に、4つのフォルダを作っておく。

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こんな感じ。

取り出した英語版のStringsファイルは、すべて「公式英語版Strings」フォルダに放り込んでおく。

次に、公式日本語版Stringsを同じPatchファイルから取り出しておく。「Skyrim_japanese.strings」などの15個のことです。

これを、「公式日本語版Strings」フォルダに放り込む。

この2つのフォルダ、都合30個のファイルを、一度「strings」フォルダにコピーして放り込む。

sseTranslatorを起動して、ツールタブから「オプション」>「言語と辞書」を開き、

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.¥Stringsフォルダとあるところをクリックし、作成したstringsフォルダを指定する。すると、これを基準にして今後、sseTranslatorは最新版のStringsファイルから自動翻訳をしてくれることになる。

 

次に、英語版Stringsファイルを翻訳する。

sseTranslatorを起動して、「ファイル」>「Stringsファイルを開く」を選択、保存しておいた「公式英語版Strings」フォルダからそれぞれ取り出す。

Stringsファイルは、strings、dlstrings、ilstringsファイルでワンセットになっているので、skyrim、update、dawnguard、hearthfire、dragonbornそれぞれのstringsファイルを指定すれば、自動的にdlstrings、ilstringsファイルが読み込まれる。

sseTranslatorで読み込むと、自動翻訳してくれるので、修正したい人は修正してもらい、めんどくさい人はそのまま「ファイル」>「STRINGSファイルを別名で保存」を選択。ファイル名は変えずそのまま保存すれば、自動的にSkyrim_japanese.stringsというファイル名になって保存される。その際、保存先として指定するのが、「English→japanese」フォルダだ。

 

こうして半ば自作的に作られたjapaneseファイル15個だが、このままでは意味がない。

japaneseの部分をすべてEnglishに変更しておく。

中身が日本語化されたStringsファイルを、なぜEnglishファイルにするのかというのは、いろんなサイトでくどいくらい説明されているので詳しい説明は割愛する。要するに、Skyrimの実行ファイルに英語と誤解させて日本語を読み込ませるということだ。

 

最後に、翻訳した「English→japanese」フォルダをまとめて、新しく「strings」フォルダを作って放り込み、これをゲームフォルダのDataフォルダに放り込む。

 

なお、sseTranslatorについて詳しくは

speakeir.hatenadiary.jp

こちらで。

 

 

 もう1つ、これはお好みの選択になるけれど、キャラクタの話す言葉を日本語にするか英語にするか、ということになる。

日本語がいい場合は、保存しておいた公式日本語版から「Skyrim - Voices_ja0.bsa」を取り出し、「ja0」を「en0」にリネームしてゲームフォルダに放り込む。もちろん、上書きになる。

 

僕は、日本語音声と英語音声を行き来しているので、両方一応保管しています。

 

 

 

 

⑤立ち上げてみる。

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システム系のインターフェースは引き続き英語表記。これは致し方ない。右下、ゲーム内時間などが日本語化されているから大丈夫。

あと、左下のバージョンも最新版になっている。

 

僕も最初のころはそうだったけれど、日本語化する以上、徹底的に日本語化したい、と思う人が多い。例えば少しでも英語表記が残っていると嫌だとか、よくわからないとか。でも、公式英語版を日本語化するというのは、最新版SkyrimSEを遊ぶための裏技のようなものだから、ある程度は我慢が必要。

プレイしている中で、例えばクエスト一覧が英語化されているとか、そういうことがあれば、それは殆どがModの影響です。私がやった中では、システムのインターフェースは英語のままだったけれど、これは簡単な英語表記なので問題ないと思います。

 

 

 

以上が公式リリース版の日本語化方法。

ソルスセイムにて

攻略情報が出尽くした感のあるSkyrim

ソルスセイムについても、ここを居住地にしているプレイヤーすらいるくらい、知り尽くされているように思う。

 

ここは、錬金術素材の宝庫でもある。

 

ソルスセイム産のものは多く「アッシュ」という言葉が最初に入るけれど、これは「ash」つまり灰ということ。

灰の島、ということですな。

 

ちょっと正月明け、忙しいのですが、少し手が空いたら、英語版Skyrimの日本語化の方法を、自分でも試しながらやろうかな、と思っております。

そういう記事を期待されている方用。

仕事はじめ

明日から仕事が始まりますな。

今日の人も多いみたいだけど。

 

休日中は、Cities: SkylinesとかGTA4とか、もちろんSkyrimSEもやったけど、Fallout4も放置してたぶんをやってた。でも一番やってたのは、OblivionのWindows10対策を試行錯誤することかなあ。

 

相変わらず、このブログを訪れる人の多くが、SkyrimSEの日本語化(つまり英語版をプレイしている人)やツールの利用方法についてが多いみたい。ツールもModも、もっと詳しいサイトはいくらでもあるので、こういう面を強調する気にはならない。もともと、そういう趣旨でサイトを開いたわけじゃないし。

 

期待するのは、TES6かSkybilivonかなあ。

 

今年もまったり過ごしながら、ゲーム記事を書いていければいいねえ。

新年ですね。

年越しは京都の神社で過ごしました。

こんにちは、SpeakEirです。ネームの由来はBF2です。

BF2ではもっぱら、北欧のサーバーで遊んでいました。英語じゃなくて日本語じゃなくて、よくわからない言語が飛び交っているサーバーでした。

 

夜明けに帰ってきて、寝て、すこしゲームしました。

 

年末はCities: Skylines

store.steampowered.com

しながら笑ってはいけないを見てました。

 

そのあと、嫁とおせち食ってすこし寝て、SkyrimSEしました。

 

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メインクエストも、ハルメラス・モラにも遭遇しないでソルスセイムに行ってみたよ!

ミラークとの会話にどんな変化が生じるか楽しみですね!