Skyrimはゲームとして面白いのは置いといて、世界観の作りこみ具合は圧倒されるほどだと思っている。
例えば、膨大にある本なんか、いちいちすべてゲーム中に読んでいたら、何もしないのに時間だけ使ってしまう。できれば、すべて印刷してもらって、通勤時間とかに読みたいくらいだ。
スペシャルエディションが出るまで、プレイしようという気持ちになかなかなれないのだが、今日は個人的に気に入っている本を紹介しておこうと思う。
まあ、ヌカ・ワールド再探検も終わったし、Falloutの世界はひとまず置いておこう。
・高まる脅威 サンホールドのレサニル著
Oblivion騒乱後、サマーセット島を中心に形成された、ハイエルフの急進派・サルモールの台頭と、その内情を記した好著。大戦に至る歴史の一断面を知るにはいい。
・火中に舞う 全7冊 ウォーヒン・ジャース著
建設会社外商(だった)デクマス・スコッティの、ヴァレンウッドでの苦労、そして成功を語る。TESシリーズではほとんど描かれない、ヴァレンウッドの気味悪い世界、そしてウッドエルフたちの独特な文化を知ることができる。
・アルゴニアン報告 ウォーヒン・ジャース著
火中に舞うの続編。帝国で立身したスコッティが、再びアルゴニアンの故郷・ブラックマーシュに出張を命じられる。果てることのない沼地での探索と、だれが味方でだれが敵か分からない不可解なアルゴニアン人との興味深い物語。
ちなみに、火中に舞うの始まりは第三紀397年とある。オブリビオン動乱は433年。TES第一作のスタートは389年だから、ユリエル・セプティム7世の治世だ。
・バレンジア女王伝 スターン・ガンボーグ帝国秘書官 著
バレンジア女王というのは、TES5Skyrimでもバレンジアの王冠を復元するクエストがある。実はTES1の登場人物にバレンジア女王というのがあり、TESシリーズを通して散見される主要人物。モロウウィンド出身の女王は、かのタロスすらも魅了した美しいエルフの娘で、伝説中の人々が次から次へと登場する。「本物のバレンジア」もおすすめだ。
以下はDLC、DawnGuardの、古代スノーエルフの著作。全部探した人だけが読める本ですな。
・フェア・アガーウェンの日記
・ミルティル・アンゴスの日記
・裏切られし者
・空に触れる
四つの本は、是非探し出して読んでもらいたい。ドゥーマーによって視力を奪われ、脳も変異してしまったファルマーたちは、TESにおけるゾンビのような存在だが、古代、まだノルドに駆逐される前はすばらしい文化と知性あふれる人々だったことは明白だ。
いやあ、はやくスペシャル・エディションでないかなあ(転職先が忙しいのでできないと思うけどね!)