日々ぴこぴこ

TESとかFalloutとか、思ったことを淡々と。

Wonderglue ワンダーグルー?

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ワンダーグルーってなんだ。

ちょっと調べてみると、ある商品のことだとわかった。

 

fallout.wikia.com

今回はFallout3のWikiから。接着剤とある。

 

ちなみに、4のWikiには

fallout.wikia.com

セラミックやプラスチック用接着剤、とある。

 

3のWikiの下の方に、「スーパーグルーのパクリ」って書いてある。

スーパーグルー?

アメリカアマゾンで検索してみると、

www.amazon.com

これが一番似てる?

 

なんしか、アロン〇ルファ的な商品だと思います。

 

 

 

ダイヤモンドシティ・ラジオ ウラニウム・フィーバー

fallout.wikia.com

エルトン・ブリット作詞作曲、歌。

1955年代まで、核兵器ウランなどは、アメリカの栄光の象徴だった。現在まで、第二次世界大戦の「クレイジー」な日本人が降伏したのは、偉大なるアメリカの新型「原子爆弾」のおかげだ、という政治宣伝のたまものだろう。

核兵器や核技術は人類にとって悲劇をもたらす一方、繁栄をもたらすというのが、アメリカ文化の中での一定の常識だった。

 

fallout.wikia.com

この歌なんか、今の日本で演奏したら批判殺到するような歌詞だけど、こういう大衆向けの曲でも核兵器が普通にうたわれていた。

 

1955年のアメリカではウランラッシュが勃発した。ゴールドラッシュ同様、ごくごく一部の成功者が喧伝されて、誰もかれもがウラン採掘を夢見た。でも、現実は恐ろしい放射能被ばくという身体被害の代償でもあり、また実際にはほとんど儲からない話だった。儲かったのは、政府に協力したごくごく一部だけなのだ。この手の話は。

 

歌の背景はいろんなところで語りつくされているのでこの程度に。

僕が残念に思うのは、ゲームを楽しんでいるユーザーが、エルトン・ブリットというアメリカを代表するカントリーミュージシャンを「ウラン狂い」みたいな扱いをしてしまいかねない、という点だ。

カントリーは現代まで続く、いわばアメリカの国民歌(もっとも、白人にとって)だけれど、例えばその系譜は現代のテイラー・スィフトにまで連なる。テイラーがカントリー?と思う人がいると思うけど、彼女はれっきとしたカントリー出身だ。最近Pop気味だけど。We Are Never Ever Getting Back Togetherなんか、カントリー風味が強いヒット曲だ。

エルトン・ブリットは戦時中にヒットを飛ばし、戦後もマルチなタレントを発揮した。映画などにも出演している。彼の曲を聞いてみると、落ち着いた雰囲気の曲がいくつかある。

恐らく、彼にとってこの曲はポップな、批評めいた曲として発表されたものなのだろう。21世紀になって、まさかゲームで採用され、その中で頭に刻み込まれるくらいにヘビーローテーションされるなんて、夢にも思わなかっただろうけど。

グランチェスター・ミステリー・マンション

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ヌカワールドで少し異色なサイト、グランチェスター・ミステリー・マンション。

以前、少しだけ取り上げた。

 

fallout.wikia.com

ストーリーとしては、ルーシー・グランチェスターという少女を取り巻く怪奇事件、その結果両親の不審死、そしてルーシーの自殺という結末に至るのだが、ヌカワールドが建設されたころにはテーマパーク化しており、当時の人々が楽しんでいた様子がうかがえる。

 

200年以上を経過した今、ルーシーの霊魂が再び復活するのだが。

 

元ネタは、軍需企業として財を成したウィンチェスター・ミステリー・ハウスがあるのだけれど、上記Wikiによればもう1つ。

 

リジー・ボーデン - Wikipedia

 

リジー・ボーデンと両親の死の事件があるだろう、と推理する。

 

 

ルーシーとの邂逅のタイミングは、Wikiによれば数回あるらしいけれど、鈍感な僕にはわからなかった。たぶん、海外では何度もプレイして探すのが一般的なんだろうね。こういうの好きそうだし。

 

ここに立てこもる、元ガンナーのターミナルはもう少し深く読み進めたいところだけれど、あまり深い意味はないのかもしれない。もう少し、深みが欲しかったところではあるけれど。

 

久々のヌカワールドでした。

クエスト:Kid in a Fridge

 

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冷蔵庫の中のこども、というタイトル。

一周目では気づかなかったクエストで、後で気づいたという個人的には印象深いクエスト。

このクエストって、不思議な印象を残しますな。

 

 

アメリカのWikiを見てみると、なるほど、という点がある。

fallout.wikia.com

Behind the scenes(背景)によると、1つに映画「インディー・ジョーンズ」シリーズで、冷蔵庫で核爆発を回避したエピソードのコメディとあり、もう1つに、冷蔵庫と子供の悲しい事実を記載している。

 

冷蔵庫による事故死 - Wikipedia

 

FalloutWikiにもある通り、1950年代アメリカでは、子供が掛け金式冷蔵庫に閉じ込められ、酸欠で死亡する事例が後を絶たなかった。様々な対策が取られたけれど、結局現在のような磁気開閉式の浸透まで改善されなかったとある。

また、1963年アメリカ映画で"Ladybug, Ladybug"というのがあり、ここで核爆発から少女が逃れるため、冷蔵庫に飛び込むシーンがあるらしい(見たことは無いので知りません)。そのオマージュかもしれない、とある。

 

でも、映画へのオマージュならば、「プロウスキ保護シェルター」的な、中に白骨死体があるみたいな感じでいいと思う。僕個人の意見でいえば、前者、1950年代の悲しい事件事故が背景にあるような気がする。特に、ビリーが両親と200年の月日を乗り越えて再会するというのは、この事件を身近に感じた人ならば、涙なくしては見れないイベントなのではないだろうか。

 

ダイヤモンドシティ・ラジオ Dear Hearts and Gentle People

Dear Hearts and Gentle People - Wikipedia

 

fallout.wikia.com

Fallout3のトレーラーを飾った名曲。FalloutシリーズではBing Crosby版が用いられている。数多くの歌い手によって歌い継がれてきた名曲。

 

故郷の、心暖かな人々、紳士な人々を唄ったものである一方、どこか悲しさをたたえる曲。理由は、この曲が作られた経緯にある。

 

この曲名、実はアメリカの作曲家で、貧困なうちに亡くなったスティーブン・フォスターが、逗留先のホテルで突然死した際、置かれていたメモが元になっている。

スティーブン・フォスターは多くの名曲を生み出すものの、晩年は貧困に苦しみ、遺産は小銃と38セント、そしてこのメモ「dear friends and gentle hearts」だけだった。

 

スティーブン・フォスター - Wikipedia

 

この曲で描かれる人々の温かさは、スティーブン・フォスターが無くなる直前に描いた夢だったのか。この曲を作った人は、その夢を共有して描いたものなのか。だから、こんなに切ない曲調で歌われるのだろうか。そんなことを考えさせられる。

 

Fallout3が発表されて、そのトレーラーに用いられたときには、歌詞とゲーム内容の矛盾に笑った人が多いが、実は曲そのものが悲運の作曲家の「夢」からスタートしていることを考えると、曲自体が皮肉と矛盾に満ちたものであり、Falloutの世界観と合致しているように、僕には思えてならない。

 

だから、ゲーム中にこの曲がかかると、すこし悲しくなる。

Far Harbor : Cliff's Edge Hotel

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エスト:Brain Deadの舞台となるホテル。

名前の通り、マウントデザート島の北西、ファーハーバーの最寄りの崖の突端部分に建築されたホテル。内装などを見ると、なかなかの高級感。

ホテルは半円状に建設されており、中庭になっている部分にVault特有のエレベーター遺構が残る。車の残骸が残っている理由は、ホテル内部に入ったらわかる。ホテル内部にはおそらく、Vault居住者専用かと思われる駐車場があって、エレベーターはそこに直結している。

 

ホテル内部にはフェラルグールが多く住んでいて、理由もクエスト:Brain Deadを進めると理解できる。彼らはVault内部に入れなかった人々のようだ。

 

さて、このクエスト:Brain Deadはいわくつきだ。

 

fallout.wikia.com

このWikiの最後のほうにあるように、FalloutNVのMod、

Autumn Leaves at Fallout New Vegas - mods and community

と類似性が高い、とのMod作者様からの訴えがある。

このあたり、ベセスダはもう少し慎重に対応すべきだったと思うけれど?

 

ホテル地下に建設されたVault118は、二重構造になっていた。第一区画はごく限られた、超富裕層のための高級Vaultであり、ロボットによる管理が徹底されていた。

一方、第二区画には労働者階級がすし詰めに押し込まれる。

もしかしたら、階級闘争でもさせようとしたのかしら、と思うような構造だ。

ところが、最終戦争前に富裕層の中から、ロボット工学者の一人が「俺たちの脳を、いっそロボブレインに移植して、永遠の生命を得ようじゃないか」的な、全く狂った発想をして、富裕層たちもこれに乗った。

さらに、監督官しか関与できないVaultのシステムをオーバーライドして、第二区画の建設を阻止し、労働者階級の入場を阻止した。

監督官はVault唯一の「人間」になってしまったわけだ。

でも、富裕層たちが少しでも外の情報を得ていたのならば、人造人間が闊歩する時代が訪れているのだし、そろそろ出ても良かったのではないか、と思わないでもない。近くには人造人間のパラダイス、アカディアもあることだし、知らないわけないでしょ、と思わないでもない。そして、111が訪れたときは廃墟になっていた的なストーリーが、一番しっくりくるような気がしないでもない。

 

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監督官の部屋では、監督官と思しき遺体が、監督官デスクに前のめりになって死んでいる。これを見ると、どうも監督官も殺されたのではないか、と思わないでもない。

 

登場人物の一人が「たった20年前よ」と語る言葉に、重さを感じる。ロボブレインになってしまうと、20年が「たった」なのだ。Vaultに入って200年、彼らにとって20年は、ほんの昨年程度の意味しかないのだろうか。

 

ところで、ロボブレインの脳みそってそんなに長生きするのだろうか。そんな疑問を持たないでもない。

 

いろいろ、詰めの甘い設定のクエストだが、ファーハーバークエストの中でも面白みのあるクエストではある。

日本人声優さんの、某「見た目は子供、頭脳はお・と・な」的な演出も楽しい。

 

 

ちなみに、現在のバーハーバーには沿岸に高級ホテルはあるけれど、こんな山中には高級ホテルはないようです。

今後の方針について

お休みがなかなか貰えない・個人的なことなので、端的に。

 

・このサイトを閉めると発表してから、意外なことに、最もアクセスの多い日本語化関連のページに対してではなく、雑記的な内容を読んでいただいている方から、再考などを勧めていただけました。

 

・そもそも、独り言的なサイトだったのを、なかなかのアクセス数にしてしまったのは日本語化関連ページですが、個人的にはこのページは「不毛な議論」にある程度の解決策を提示するためのものであって、それがメインになってしまったことは個人的には残念ではありました。

 

・しかしながら、こちらの方ではなく、個人的なゲームへの見解や意見を読んでいただいていることを改めて認識し、すこし安心して、すこしうれしかったです。

 

・一方、コメント欄を設定していること自体、自己矛盾ではないか、と思うようになりました。

 

・そこで、コメント欄は廃止します。ブログは継続します。いろいろ転々としまして、申し訳ございません。

 

・以上から、読んでいただいている方々のご意見やご質問は一切受け付けませんので、よろしくお願いします(高飛車ですが、その方が私の精神衛生的にも、このブログを続けるうえでも必須のことと思っていますのでご了承ください)。