日々ぴこぴこ

TESとかFalloutとか、思ったことを淡々と。

sseTranslatorの使用方法(実践編)

speakeir.hatenadiary.jp

上記ページでは、sseTranslatorの設定までを書いた。でも、利用方法となるとFO4時のページを見てもらう方法をとった。今回はsseTranslatorの使用方法を実践形式で、解説することにする。

 

Unofficial Skyrim Special Edition Patch at Skyrim Special Edition Nexus - Mods and Community

膨大なデータ修正をおこない、かつゲーム調整まで行うことから、賛否両論のUSSEP。公式パッチでは修正しきれない部分を、非公式で行う。このModを前提としているModsも多くあるほど、必須といってもいいけれど、僕はできるだけ回避してきた。理由はいろいろあるけれど。

 

さて、NMMで導入後、LOOTで並び順を訂正したあとで、sseTranslatorを立ち上げる。sseTranslatorのバージョンはVer.1.0beta22。現状最新版ですな。

 

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ツールを立ち上げるとオプションから「コードページの強制」でutf8をチェック。

これは、ツールで読み取る言語が日本語である限りチェックする必要がある。じゃないと文字化けします。文字化けするとゲームがCTDしたり、何が何だかわからないものになります。

ただ、毎回チェックする必要はない。場合によりけりだけど、とりあえずチェックしておいたほうがいいです。

 

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ツール「ファイル」タブから「Esp/Esmファイルを開く」を選択、Modを指定して開く。


 

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ツールの設定が完了していれば、画面のような三色の画面になるはず。

赤色は未翻訳。白色は自動翻訳。その間の紫は、推測翻訳。

 

skyrimspecialedition.2game.info

現在、USSEPの日本語訳ファイルを配布しているのは、上記サイト。ここから、正しいバージョンの翻訳ファイルをダウンロードさせてもらう。

翻訳自体はボランティア。感謝の気持ちを忘れずに。

 

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「ファイル」>「翻訳ファイルのインポート」>「XMLファイル」を選択、ダウンロードした翻訳ファイルを指定。

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翻訳ファイルで翻訳された部分は青色になる。ほぼ、翻訳されていれば大丈夫。

 

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「ファイル」>「Esp/Esmファイルの上書き出力」で完了となる。

 

SkyrimSE Mods導入(実践編)

とあるサイトを見ていると(しごときゅうけいちゅー)、有名なModに必要なModと、推奨されるModの違いについてよくわからない説明があった。

 

以前から書いていると思うけど、必須と推奨は大きく違う。そこで、夜勤明けの今日は実際のMod導入を行いながら、必須と推奨の違いを明示できたらと思う。

 

Static Mesh Improvement Mod - SMIM at Skyrim Special Edition Nexus - Mods and Community

 

SMIM。メッシュを大幅に改善するMod。

Skyrimはもともと、高品質なグラフィックを極力軽く実現するために、例えば遠景を省略したり、近くの物でも簡素化することでゲーム全体を軽くするような仕組みだった。ただ、多くのユーザーはそれでは満足できず、重たくてもいいから品質のいいグラフィックを求めた。その結果、グラフィックを強化するModsが多く生まれた。

SMIMはModder間でも高い評価を受けてきたModの一つだ。

 

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NexusModsのページには、「Required」という項目があり、これをクリックするとウインドウがポップアップする。これは要するに、該当Modが必須とするMod、逆に該当Modを必須とする他のModを一覧表示してくれる、とっても便利な機能だ。

これを見る限り、SMIMを導入する上で必須なModはない。

一方、1つを除き、SMIM本体を必須とするModは多くが、翻訳Modだ。当たり前だけど、導入するだけで翻訳してくれるModは本体が必須だ。本体を翻訳して配布することは二次配布になるので、厄介だからだ。

 

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次に、「DESC」とあるタブを選択しよう。概要、Descriptionページ、いわば解説ページだ。Mod導入に際しての、基本的な情報は原則として、ここに集約されている。

 

冒頭に「重要」とあり、SMIMをBSAアーカイブでダウンロードしたい場合は、ベセスダネットの方からダウンロードしてくれ、とある。要するに、NexusModsページ版はBSAアーカイブされていない、いわゆるLooseファイルだということと理解しよう。

 

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次に「Installation」項目。NMMでの導入が推奨されている。

次の段落、USEEPを「高く推奨」している。ただし、これは必須ではない。あくまで推奨だ。ではなぜ推奨しているのか。おそらくだけど、Mod作者さんの環境はUSEEP導入が前提であり、その下でModを作成しているからだろうと思う。理由らしい理由が書かれていない場合は、作者さんの環境により近づけるほうが安全という考え方のほうが、現実的だ。

 

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Filesタブから緑色のボタンを押すと、NMMが立ち上がり、ダウンロードが始まる。

 

導入後、翻訳ソフトで翻訳すれば、SMIM導入が完了する。

 

ちなみに、僕の環境ではUSEEP非導入だが、SMIMは問題なく導入できている。

ウインドヘルム・氷の上の血

カリクスト・コリウムはウインドヘルムで、骨董品の館を経営している。

彼のツアーを受ければわかるが、彼は若いころ、両親を失ったが、その遺産で妹・ルシーラとともにタムリエル中を旅してまわった(でも大戦のころじゃないの?)。

各地で得た珍品・名品を自宅兼博物館に展示し、小銭で紹介している。おそらく、両親の遺産はまだまだ豊富に残っているのだろう。

 

ウインドヘルムで突如発生する殺人事件。キャンドルハース・ホールのスザンナが、ほぼ全裸の状態で発見される。遺体は古代ノルドの遺跡に散乱している、エンバーミング用に用いられたと思しきナイフ。

 

旅人・ラストドラゴンボーンはこの捜査を請け負う。

通常のクエストライン通りに進むと、犠牲者は一人増える。ところが、あるクエストラインで脱線すると、それを未然に防ぐことができる。

 

なかなか、血なまぐさい事件ですな。

 

さて、この事件で気になる点は二つ。

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エルフ族の祖ともいわれるアルドメリ、彼らの残した文章を、シロディールを中心に発展したアイレイドが翻訳し、さらにこの記述を、現在アルドメリ族の末裔の一つとされ、主流と自称するハイエルフが記録していたものらしい。

アルドメリやアイレイドは、死霊術を本気で研究していたのかな。

まあ、「虫の王」マニマルコも、魔法術を発展させたガレリオンもハイエルフ系統だというし、納得できないこともないけれどね。

ちなみに、このクエストラインでは「ブッチャー」と呼ばれていますが、正確には「虐殺者の記録」みたいなニュアンスだと思う。どうしてもブッチャーというと、プロレスラーとか想像してしまう。

 

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死霊術のアミュレット。

Oblivionでは、ハンニバル率いる魔術師ギルドと、よみがえった蟲の王・マニマルコとの壮絶な抗争の中で、裏切ったギルド幹部が持ち去るという場面に出てくる。ハンニバル以下、第三紀タムリエルでは死霊術を禁忌としていて、おそらくハンニバルは、死霊術師の象徴であるアミュレットをギルド奥深くに保管していたのだろう。

 

このクエストは、単なる名探偵はだれだ?みたいな内容ではなく、いわばTES世界に慣れていないプレイヤーに対して、この世界における魔法術の善悪観念などを説明しているように思うのだが。

ソリチュードにて。

<あらすじ>

ソリチュード随一の嫌われ者キャラ・ハイエルフの姉妹・エンダリーとターリエ。彼女たちは自ら経営する、レディアント装具店で「ブルーパレスでも着ていける」高級装身具を販売していたが、ブルーパレスの役人たちに売り出す方法がなかった。そこで目を付けたのが汚い恰好をして、ソリチュード城門からブルーパレスに向かう旅人。彼は衛兵の警戒をも気にせず、ブルーパレスにずけずけ上がってなんと、首長のエリシフにまで易々と面会するではないか。ターリエは彼に、店一番の服を貸してなんとか、エリシフに服を売りつけることを画策するのであった。

 

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え?

shadow hide you から Eyes open,walk with the shadows

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Oblivion時、盗賊ギルド間の合言葉は「Shadow hide you」。影とともにあらんことを。

そして、この意味を単なる「闇」から、ナイチンゲールたちの霊魂の集合体に変換して、Skyrimでは「Walk with shadows」になる。Shadowsと、複数形になっているところが面白い。

Oblivionでは闇を味方につけて、闇とともに現れ消える、という印象だったのが、Skyrimでは闇が自分たちを助けてくれる、と解しているわけだ。

 

ノクターナルはこうした、Shadowsを率いるデイドラとして、エバーグロームを介して世界をつなげる。盗賊ギルドのメンバーは、ノクターナルと影たちの庇護なくしては、単なる山賊に過ぎなくなる。盗賊ギルドが盗賊ギルドたるゆえんは、まさにノクターナルとナイチンゲール、そして「影たち」の存在なくして語れないのだ。