Skyrimにせよ、Falloutにせよ、Modは最近でこそ、Modマネージャーで導入するのが主流になっている。でも、マニュアルで導入することも、Modder自体が非推奨としない限りにおいて、問題ない。Modderの中には、Modのゲーム本体に与える影響を考慮して、できる限りインストール・アンインストールが容易なマネージャー利用を推奨することが多い。
しかし、Skyrimのように、LE版をSE版に導入したい人もいる。この場合、マネージャーは律儀にLE版だから、といってインストールできないようになったりする。そこで、マニュアル導入が必要になる。
あと、マネージャーでのインストールばかりしていると、Modderの人が書いている重要事項を見逃すことが多い。そこで、次のModを例にマニュアルインストールしてみよう。
LE版で出た名物ModのSE版。戦闘で発生する出血、そのテクスチャを大幅に改善するMod。バニラだと、血のりみたいに不自然な出血だったのが、かなりリアルになる。
Nexusページの冒頭、Descriptionページに、Requirementsタブがある。これは、Mod導入時の必須Modなどを記載したページなので、マニュアル導入の際は必ず参照すること。もちろん、マネージャーでの導入でも必見なのだけれど、中にはマネージャーが必須Modが不足している等の警告を出してくれる場合がある。マニュアルは完全自己責任なので、しっかり読んでおく。
このModには、必要となるModはないみたいなので、導入しよう。Filesタブを開く。
このModの場合、MainとLite版がある。よほど問題がない限り、Main版で問題ないはず。
「Manual Download」からダウンロードする。このModは7zip形式で圧縮されているので、解凍ソフトのご用意を。
ダウンロードしている間に、Descriptionをもう一度開き、「How to install」と書かれているところを探す。だいたい、ページの中段。
そこに、Manual Installの説明記事がある。
最初に、「fomod folder」についてはマニュアルインストールの場合、無視してください、とある。
1 解凍してできたフォルダの中から、「1 core files」を探し、その中身をDataフォルダにコピーする。
2 「3 optional esps」は、必ずしもModの動作に必須ではない。もし血のサイズを変える必要がないならば、無視してほしい、とある。
もしオプションとして選ぶならば、任意のフォルダにあるespファイルをDataフォルダに入れる。
3 4から6のフォルダについては、血のテクスチャ、色などのオプション。デフォルトのバージョンで問題なければ、無視しても構わない。もしインストールするならば、必ずフォルダを間違えないようにインストールする。
ここまで読めばわかる通り、マニュアルインストールって結構、Mod説明文を熟読しないとできないのです。
最後に、iniの編集が必須になる。
これ、このModを使っている人が必ずしも行っていないんじゃないか、という変更点。
Skyrim.iniファイルと、SkyrimPrefs.ini両方を編集するように書いている。
これらをちゃんと設定変更して、保存しなければModは完全には動作しません。
日ごろ、マネージャーでかんたんインストールばっかりしていると、こういう説明文を見逃しがちなんですよね。