Fallout4では、レールロードとの邂逅(しかも、主に装備系の目的)のために使われるルート。ボストン中心部にある、ボストンコモンを出発地としている。
目的は、ボストンから始まった独立戦争、そしてアメリカ合衆国自由の歴史をたどる、という性格のものだ。
でも、結局オールド・ノース・チャーチがゴールなので、それ以上は誰もいかない。ある程度、探ってみようと思った。
①ボストン・コモン
Commonは公共、共同の、という意味なので、そのまま「ボストン公共公園」的な。共同利用できる空間という意味合いだ。
いまは都会の真っただ中だけれど、独立戦争中は牧草地だったんですな。
②マサチューセッツ州会議事堂
あります。中のダンジョンの存在を知ったのは、ゲーム初めてだいぶたってからだった。
③パークストリート教会
解説板はナシ。ボストンコモンの脇にあって、目立つ古い建物。中には入れたら面白いのにね。会衆派教会。プロテスタント教会の中でもリベラルで、社会問題にも積極的に聖書との折り合いをつけようとする。
④グラナリー墓地
ボストンで三番目に古い墓地。
エミリア・バトラーって誰?って思う人が続出したけれど、ベセスダ風のいったもん勝ち歴史のひとつです。女優っぽい名前だけれどね。
⑤キングス・チャペル
どうみてもここなんだけれどなあ。なくなってる。
フリーダム・トレイルの対象はキングスチャペルより、どちらかというとこの教会が建設されたキングスチャペル墓地にある。もともと、公共墓地があって、教会を建設するときに植民地時代の土地所有者たちが教会建設用地を売らなかったことから、墓地の中に建設されたのがキングス・チャペル。こちらが、ボストン最古の墓地であり、なんと植民地時代から存在する。
ゲーム上では、なんかでっかい建物によってなくなってます。
⑥ベンジャミン・フランクリンの銅像と旧ボストン・ラテン・スクール
これも存在せず。地図では⑤の真裏当たりにあるみたいだけれど。
⑦オールド・コーナー書店
⑧オールド・サウス集会場
これもありません。
結構特徴的な建物なので、再現されてたらなかなかの見ものだったでしょうな。
⑨旧マサチューセッツ州会議事堂
グッドネイバー内。ハンコックのお住まいですな。
解説板はその境界外に立っています。
⑩ボストン虐殺地跡
これもなし。
名前からしておぞましい表現ですけれど、市民とイギリス正規兵の衝突事件で、死傷者11名の「虐殺」という表現がすこし大げさに感じられる事件。独立派はこの事件を喧伝するためにあえて、「ボストン虐殺事件」と名付けた新聞を作成、各地に配布することで、アメリカ植民地の蜂起を促したわけです。
⑪ファニエル・ホール
⑫ポール・リビアの家
核戦争をよくぞ生き残った(当時のままとは言っていない)。
⑬オールドノースチャーチ
これは以前、一度取り上げました。
⑭コップズ・ヒル墓地
ここからは解説板ナシです。
元々は「北の埋葬地」と言われた墓地で、独立戦争前後から近代にいたるまで、多くの著名人を埋葬した墓地。実は1951年頃のフリーダムトレイルからは除外されていたのですが、1970年代の文化財指定によって編入された歴史をもつ。
コップという名前は、近所に住んでいた靴屋のウィリアム・コップに由来するそうです。
⑮コンスティチューション号
これは、もうね。
⑯バンカーヒル記念塔
キュリーさんの足元にある通り、オールド・ノース・チャーチ以後も赤いタイルはあります。結構丁寧に探さないとダメだけど。
こういう散策も、たまには面白いね。
なお、時々登場するキュリーさんは美化されております。