ファルマーによるスカイリム攻撃を象徴づける場所。
この訳、なかなか絶妙だと思いません?
古代ノルドの遺跡とか、なんらかの遺跡ではなく、洞窟状の地域を自らの住処としたファルマーは、周辺を通り過ぎるキャラバンや農民を襲撃していた。
ここにfirirという男性の遺体があり、そこに手紙がある。
この手紙、Eydisという女性に宛てた「最後の手紙」なのだが、このEydisはオールド付ロルダンの女亭主・エイディスだというのが、Wikiaの解釈。
本当かどうかは分からない。
キャラバンが襲撃されていた、という情報と、最寄に「追いはぎ峡谷」があることを考慮すると、この街道は暫く前から使われていないようだ。
もともとは、ソリチュードからホワイトラン以南へのキャラバンルートだったのだろう。
ホワイトラン周辺は農作物が豊富に産する地勢で、逆に言えばそれ以外は交易によるしかない。海産物とか、主に塩とか。
また、はちみつ酒しか産しないことを考えると、エールやワインもだろう。
かつて、イギリスとフランス西海岸は、主に塩の交易を頻繁に行っていたが、それを狙って「サン・マロ海賊」が発生した。交易と海賊は表裏一体だが、スカイリムでも同様、交易と山賊は表裏一体なのだろう。
もし、FirirとEydisが本当に夫妻であるならば、Firirはカース渓谷を拠点として、キャラバンを率いていたか、関わっていたのだろう。マルカルスを首府とするリーチは、山地に抵抗勢力・フォースウォーンが根城を作っていて、マルカルスからソリチュードへの道はそれこそ、命がけの街道である。そこでマルカルスから一度東、ホワイトランに向かい、ロリクステッド方面に北上したうえで、ソリチュードに迎えば比較的安全だ。そう考えると、この道が交易に用いられていた理由もわかる気がする。
ドラゴンボーンがファルマーを退治したところで、街道は元には戻らないのだが。