Oblivion メインストーリー (2)
評論・深遠の暁 全4巻から深淵の暁の本拠地を発見したクヴァッチの英雄は、単身本拠地に乗り込む。
深淵の暁信徒になるには、同様の方法しかなかったため、クヴァッチの英雄は無難に本拠地に潜入することに成功する。
デイゴンの祭壇では、今まさにキャラモン一族のルーマ・キャラモンが信徒に演説を行っているところである。
ここで、クヴァッチの英雄がどのような行動をとったかは諸説あるが、祭壇に集まった信者を一掃したものの、目的とした王者のアミュレット奪還には失敗する。しかし、ザルクセスの神秘の書を手に入れることに成功する。
マーティンはザルクセスの神秘の書の解読を進める一方で、クヴァッチの英雄に違う任務を依頼する。ブレイズのグランドマスター・ジョフリーから、ブルーマ周辺より神殿を伺う密偵がいるらしいとの情報があり、その探索を依頼されたのだ。
密偵を一掃したクヴァッチの英雄は、マーティンから違う依頼を受ける。
キャラモン一族が王者のアミュレットを持って逃げたのは、彼らの首領・マンカー・キャラモンの創造した「楽園」だということが分かった。そして楽園へのポータルを開くには、いくつか必要な材料があった。
その一つが、デイドラの秘宝であった。
クヴァッチの英雄は、いくつかあるデイドラの秘宝から、その1つを持ち帰ってマーティンに渡す。
戻ってしばらくすると、マーティンはもう1つ、エイドラの血が必要だということを発見する。エイドラの血として得られるのは一人、タイバー・セプティムの遺物しか考えられない。クヴァッチの英雄は、いわくつきのタイバー・セプティムの祠に派遣されることになる。
さらに、マーティンはアイレイド族の遺物・グレートウェルキンド石の獲得を依頼。クヴァッチの英雄はコロヴィア大森林に隠れた。アイレイドの遺跡・ミスカルカンド遺跡に潜入し、獲得に成功する。
楽園へのポータル構築にはもう1つ、最も入手が困難なアイテムがあった。オブリビオンゲートのなかでも最大の、攻城兵器を繰り出す「大いなる門」にあるシジル・ストーン、「偉大なるシジルストーン」だった。
しかし、この大いなる門を開かせるには、マーティン自身が囮になる必要がある。いわば、クヴァッチの再来である。
マーティンは、ブルーマ女伯を説得して、ブルーマ周辺に「第二のクヴァッチ」を再現しなければならなくなった。これは苦渋の選択ではあったが、楽園へのポータルを開くには選択肢がなかった。
ブルーマ防衛には成功し、クヴァッチの英雄は「ブルーマの救世主」と呼ばれるようになる。
シジルストーンを手に入れ、マーティンはついに「楽園」へのポータルを開く。
ブルーマの救世主は、楽園でキャラモン一族と対峙し、これを倒す。
王者のアミュレットは、セプティムの血(つまりドラゴン・ボーン)を受け継ぐ者でなければ身に着けられない。
マーティンは無事、これを身に着けることができた。
マーティンとブレイズ、ブルーマの救世主は、帝都元老院でオカトーと対面し、皇帝に即位したうえで、ドラゴン・ファイアを再点灯させることになる。
ところが、デイゴンはこれを阻止しようと、直接帝都にオブリビオンゲートを開く。
もはや、オブリビオンとのポータルを封鎖することができなくなった、と落胆するマーティンだが、ふと思いつく。王者のアミュレットは定命の者への、神の贈り物。もしかしたら。
マーティンはブルーマの救世主に最後、
"I do what I must do. I cannot stay to rebuild Tamriel. That task falls to others. Farewell. You've been a good friend, in the short time that I've known you. But now I must go. The Dragon waits."
と言い残し、アカトシュの化身となる。
アカトシュの化身となったマーティンは、デイゴンの首を噛みちぎり、圧倒する。
デイゴンは倒され、アカトシュの化身は石像となった。
資料:
Oblivion:Oblivion - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)
Oblivion:Brother Martin - The Unofficial Elder Scrolls Pages (UESP)