Oblivion メインストーリー (1)
後にクヴァッチの英雄、ブルーマの救世主と呼ばれる人物は、なぜそこにいるのか分からないまま、本来囚人を収容してはならない、帝都刑務所の一室にいた。
突如現れたブレイズとユリエル・セプティム七世。その人物は、彼らと同行し、皇帝の暗殺という現場に立ち会うこととなる。
ブレイズの導きで帝都地下道を抜け出した人物は、皇帝にしか使えない「王者のアミュレット」をもって、皇帝の遺言通り、まずコロールの近く、ウェイノン修道院を訪れる。ここには、ブレイズのグランドマスターが半ば隠棲していた。
彼の指示により、人物はクヴァッチに、皇帝の隠し子・マーティンを探しに出向くことになる。
しかし、クヴァッチは火の海と化していた。
クヴァッチ衛兵の指揮官、サヴリアン・マティウスの要請により、この人物はクヴァッチ城門前に開いた「オブリビオン・ゲート」に挑むことになる。
オブリビオンゲートは、本来皇帝だけが灯せる「竜の灯」によって開くことがなかったもので、異世界とムンダスをつなぐポータルだった。これが、突然クヴァッチに開いた。原因は明白だ。セプティムの血を受け継ぎ、オブリビオンゲートを再び封じ込めることができる、マーティンを襲撃するためだった。
その人物はオブリビオンゲートを閉鎖し、さらにクヴァッチ城内を掃討して、クヴァッチの英雄という称号を得ることになる。
マーティンと会ったクヴァッチの英雄は、ウェイノン修道院に戻るが、「深淵の暁」教団はこちらにも刺客を向かわせ、王者のアミュレットと修道院の複数の命を奪い去った。
一行は、クラウドルーラー神殿という、ブレイズの拠点に身を隠すことにする。
クヴァッチの英雄は、皇帝暗殺の際、皇帝を守り切れなかったとして自分を責めたバウルスとの再会を求められる。彼は単身、帝都で深淵の暁教団について調査しており、クヴァッチの英雄を待ちわびている、という。
バウルスとの共同作戦により、深淵の暁に関わる書物を手に入れたクヴァッチの英雄は、いよいよ深淵の暁の本拠地を探索することになる。