独立戦争時のバンカーヒルの戦いは、大陸軍(独立軍)が包囲する、イギリス軍立てこもるボストンの橋頭保を巡る争い。この戦いを期に、イギリス軍の司令部も刷新され、独立軍にもいよいよ、ジョージ・ワシントン将軍が登場する。
戦いそのものは、イギリス軍がバンカーヒルと近いブリーズヒルという丘も占拠、チャールズタウン一帯を征服することに成功したが、それまでイギリス軍の主力を担っていた高級士官が軒並み戦死するという結果に終わり、勝利したイギリス軍の被害が甚大だったことでも知られる。
バンカーヒルとは「塹壕の丘」ということ。
さて、TESのころもそうだったけど、Falloutも何回かクリアしないと、それぞれのイベントを理解しづらい。じゃあFallout4のバンカーヒルの戦いとは何か。
もともと、バンカーヒルがすべてレイルロード派だったわけじゃない。極端に言えば、ストックトンじいさんだけが明確なレイルロードのエージェントであり、彼の支配する商圏があまりに大きいことから、レイルロードの地上における影響力を保持していただけだ。
同じ屋根の下で商売する人々の多くが、実はインスティチュートのエージェント(主に金銭的な意味での)だったことを考慮すれば、より鮮明になる。
ストックトンはエージェントとして、各地から「回収」された人造人間を、自分の支配下にある店の裏、地下に「保管」していた。彼らはここからレイルロード・エージェントに誘導され、おそらくグッドネイバー(よき隣人という意味)のメモリー・デン(記憶の巣穴)で、全く知らない人間の記憶を導入され、新しい人生を歩むことになる。それまでの避難場所が、実はバンカーヒル地下だったということだ。
インスティチュートは人造人間の回収を進めており、バンカーヒルへの平和的な進出と、人造人間の回収を進めようとしたが、そのエージェントに任命したのがファーザーの信頼する、111だったことから大規模な戦闘となる。
ここからは主人公の選択によるが、ほとんどのプレイヤーは似たような判断をするだろう。
111はレイルロードとB.O.Sに通報。レイルロードは戦闘要員であるヘビーを派遣して守りを固め、B.O.Sはベルチバードに戦闘員を満載して、バンカーヒルを襲撃する。レイルロードは人造人間を護るため、B.O.Sはインスティチュート、レイルロード、人造人間のすべてを破壊するため。
そして、111はこの紛争を利用して、自分の目的を達成する。
戦闘のさなか、おちつくバラモンさん。
空に浮いたまま破壊された人造人間。わかりにくいかと思うけど、浮いてます。
いや、なんでファーザーに切れられなきゃいけないのよ。