日々ぴこぴこ

TESとかFalloutとか、思ったことを淡々と。

Farming Simulatorの世界へ

ベセスダ系ゲームのブログなのですが、最近のベセスダゲームには興味が持てず。

オンラインのFalloutっていわれても、荒野に放置されて廃墟を走り回るのがFalloutちゃうんかいな、と思って手が伸びず。

そういえば、農業シミュレーターなのに、農業だけでは食っていけない事実を突き付けてくる、そんなところが現実的なんかよ、というゲームがあったな、しばらくやってないな、と思い出し。

気づけば、もっているのは15。まもなく19が出る。

そういうわけで、17を買いました。

 

というのも、前回15を開幕ダッシュで買ったところ、不具合が連発して、100時間くらいで「もうだめだ!」となった記憶がある。

だから、出てしばらくしっかりとパッチが当たった、そして安さ的に手ごろな17から再開しようと思いました。

 

というわけで、仕事があほみたいに忙しい中ですが、毎日コツコツ農業やります。

 

このゲームも、なかなか海外ゲームらしいといえばらしくて、敷居が高いんですよね。

農業初めてです!って人にもわかり易いように、やってみます。

 

19にも手が伸びたら、並行してやります。

 

よろしくお願いします。

ウリ料理

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スカイリムに自生するウリは、現実世界におけるCucurbita argyrospermaを元ネタにしたらしき、食用ウリのことである。

 

Cucurbita argyrosperma - Wikipedia

 

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ヘリヤーケンファームなどの農園Modを使っていると、様々な植物を植えたくなり、育てたくなる。

LE版のころ、料理拡張Modが豊富だった。そして、大量に余るウリ料理を豊富に取り揃えていたModがたぶん、これだった。

 

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これらのいいところは、まだハードコア系ModとしてRNDが一般的だったので、Mod作者か有志がRNDとのパッチを作ってくれていた点。通常の料理は食べると体力などが回復するけれど、RNDは空腹を満たすという要素なので、お腹が空いたから食べたはずなのに回復している、なんていう不都合がなかった。

しかし、今はiNeedの時代らしく、RNDとリンクする料理拡張Modがない。

もちろん、自分で勉強してパッチを作ればいいじゃない、と言われたら返す言葉もない。

Mod マニュアル導入の手順

 Skyrimにせよ、Falloutにせよ、Modは最近でこそ、Modマネージャーで導入するのが主流になっている。でも、マニュアルで導入することも、Modder自体が非推奨としない限りにおいて、問題ない。Modderの中には、Modのゲーム本体に与える影響を考慮して、できる限りインストール・アンインストールが容易なマネージャー利用を推奨することが多い。

 

 しかし、Skyrimのように、LE版をSE版に導入したい人もいる。この場合、マネージャーは律儀にLE版だから、といってインストールできないようになったりする。そこで、マニュアル導入が必要になる。

 

 あと、マネージャーでのインストールばかりしていると、Modderの人が書いている重要事項を見逃すことが多い。そこで、次のModを例にマニュアルインストールしてみよう。

 

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LE版で出た名物ModのSE版。戦闘で発生する出血、そのテクスチャを大幅に改善するMod。バニラだと、血のりみたいに不自然な出血だったのが、かなりリアルになる。

 

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Nexusページの冒頭、Descriptionページに、Requirementsタブがある。これは、Mod導入時の必須Modなどを記載したページなので、マニュアル導入の際は必ず参照すること。もちろん、マネージャーでの導入でも必見なのだけれど、中にはマネージャーが必須Modが不足している等の警告を出してくれる場合がある。マニュアルは完全自己責任なので、しっかり読んでおく。

このModには、必要となるModはないみたいなので、導入しよう。Filesタブを開く。

 

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このModの場合、MainとLite版がある。よほど問題がない限り、Main版で問題ないはず。

「Manual Download」からダウンロードする。このModは7zip形式で圧縮されているので、解凍ソフトのご用意を。

ダウンロードしている間に、Descriptionをもう一度開き、「How to install」と書かれているところを探す。だいたい、ページの中段。

そこに、Manual Installの説明記事がある。

 

 

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最初に、「fomod folder」についてはマニュアルインストールの場合、無視してください、とある。

 

1 解凍してできたフォルダの中から、「1 core files」を探し、その中身をDataフォルダにコピーする。

2 「3 optional esps」は、必ずしもModの動作に必須ではない。もし血のサイズを変える必要がないならば、無視してほしい、とある。

もしオプションとして選ぶならば、任意のフォルダにあるespファイルをDataフォルダに入れる。

3 4から6のフォルダについては、血のテクスチャ、色などのオプション。デフォルトのバージョンで問題なければ、無視しても構わない。もしインストールするならば、必ずフォルダを間違えないようにインストールする。

 

ここまで読めばわかる通り、マニュアルインストールって結構、Mod説明文を熟読しないとできないのです。

 

最後に、iniの編集が必須になる。

これ、このModを使っている人が必ずしも行っていないんじゃないか、という変更点。

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Skyrim.iniファイルと、SkyrimPrefs.ini両方を編集するように書いている。

これらをちゃんと設定変更して、保存しなければModは完全には動作しません。

日ごろ、マネージャーでかんたんインストールばっかりしていると、こういう説明文を見逃しがちなんですよね。

竜教団包囲網

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包囲網というとなんか、ん?ってなる。どうだろう、「竜教団攻囲戦」みたいな訳は。

イスラグモルから13代のちのハラルド王は、スカイリム領域を確定した。いわば、ノルドにとっての伝説上の人物。

ハラルド王に命じられてスノーエルフ掃討作戦を指揮していたスコルム・スノーストライダー(スノーストライダーは二つ名なので、「雪を征くもの」スコルム、みたいな名前が正しいかも)は、ホンニス湖(原典ではLake Honnithとあって、誤訳じゃない。たぶん、のちのホンリッヒ湖)にあった。

 

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ホンニス湖、おそらくホンリッヒ湖はリフテンの西に広がる湖だ。

スコルムらは、ノルドの軍団が盤踞するスカイリム北部に、スノーエルフを集結させる作戦下にあった。スコルムは一度スカイリムとシロディールの境界となる、リフト南部まで進撃し、ホンリッヒ湖周辺から北上しながら、スノーエルフを掃討しつつ北に向かう予定だった。

ところが、ホンリッヒ湖周辺でスノーエルフの抵抗が激化した。スコルムは友軍の苦戦を知っていたが、そのまま北に進撃してしまったらしく、総司令部から一度戻り、ホンリッヒ湖周辺のスノーエルフを完全に掃討するよう命じられる。

 

ところが、ここで思わぬものを発見してしまう。

すでに衰勢著しい竜教団の修道院要塞を発見してしまう。ちなみに、中世ヨーロッパでは修道院が城塞だったり、修道院の僧侶たちが山賊や海賊になるのは一般的だったので、修道院=要塞、修道院=戦闘設備あるいは戦闘団という認識はふつう。

スコルムは率いる戦力で、スノーエルフ掃討を中断して竜教団攻囲を開始する。しかし、寒波押し寄せる環境は攻囲軍に多大な損耗を強いた。

スコルムの要請により、ハラルド王から「声の達人」が派遣され、中央門は強行突破されたが、城内には凄惨な光景が広がっていた。

 

 

さて、このクエストは他のクエストでは断片的にしかうかがえない、ドラゴン・プリーストの実像を知ることができる。竜教団の1人と、このフォーレルホストに立てこもったドラゴンプリーストの間で取り交わされた手紙が発見できるのだ。このやり取りを見る限り、ドラゴンプリーストは強い権力を担った主導者であり、信者の大半は逆らうことなく従っていたことがよくわかる。

 

このクエスト、何度やっても面白い。

愛の書

マーラのクエストをクリアすると、魔法耐性がアップする。だから、まずこれはクリアしておいた方がいい。あと、クエストラインが楽しい。

 

イヴァルステッドの、ファストレッドの恋愛話は面白い。

バシアヌス「決めた。オレ、この村でてビッグになるわ」

ファストレッド「マジ、パネw!」

バシアヌス「オレ、リフテンでビッグになるわ」

ファストレッド「すげえ、ハンパネ!wで、どんなビッグになんの?」

バシアヌス「決めてねえけど、ぜってえオレ、ビッグになれるから、マジ心配すんなって」

ファストレッド「(やべえ、好きになったかも。でもアァシ、ほら、家も金もあるクリメクも気になってんのよねぇ)」

 

この恋の三角関係をどうするかは自由だが、バシアヌスと結ばれるように仕組むと、二人してリフテンでホームレス姿が見れる。バシアヌスが失恋するように仕組むと、彼一人がホームレスになる。すれ違うたびに嫌みを言われるので、これはこれで鬱陶しい。

 

たまにはModの話でも

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タムリエルの様々な硬貨を追加する。

時々、古い遺跡などに入ったとき、「しばらく誰も入っていないようだ」みたいなNPCのセリフがあるにしては、セプティム硬貨があることに違和感を感じていた。

そういう違和感に対応するMod。アレッシア硬貨と、ドゥーマーのカグレナク硬貨を追加する。いろいろ作中本を読んだけれど、アレッシア硬貨というのは聞いたことがない。しかし、セプティム朝以前のタムリエルは、アレッシアによる帝国建設で始まったということもあって、アレッシア硬貨はあり得るな、と思う。

そして、遺跡などでアレッシア硬貨を獲得すると、思わずにんまりする。そんなModだ。

 

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貨幣というのは、硬貨と紙幣のことだけれど、タムリエルでは紙幣がない。一方で、膨大な金貨をじゃらじゃら、主人公は持ち歩くことになる。現実的じゃないよね。そこで、このModが登場する。簡単にいえば、紙幣の導入だ。

ただ、紙幣というのは何千年と歩んできた、この地球の歴史でも紆余曲折、大変な先人たちの苦労で成立した制度だ。金貨ならば、国家が崩壊しても鋳つぶせば金になる。紙幣はただの藻屑だ。だから、紙幣を発行する上でその価値を保証する組織が必要になる。国家ならば、国家の滅亡とともに藻屑になる。

 このModでは、商人ギルド紙幣と、東帝都社紙幣が登場する。ともに、それぞれの組織が保証する価値ということだ。東帝都社は帝国自体の損亡がかかっている時代、どうも怪しいのだが、その分商工業団体による保証のほうが安心感が増すかもしれない。

何より、じゃらじゃら金貨を持ち歩くより、それぞれの組織に保証された紙幣(手形といってもいいかもしれない)を持ち歩く方が、真実味がわく。

ただ、戦いながら火の中水の中、時にはあの世にまで飛び立つドヴァーキンが、紙幣を破かず壊さず無くさず携帯できるのか、という疑問は持たないでおこう。

需要と供給

中世ヨーロッパでは、水も食い物も腐っていた。すべてが、というわけではないけれど、基本的にヨーロッパという地域は、地理上の発見によって富を世界中から収奪するまでの間、飢えていたと考えていい。

 人々は数少ない食料品を備蓄するわけだが、よく腐った。腐っても食べなければ生きていけないから、腐った肉などは普通に食されていた。たぶん、その延長線上にチーズとか、発酵食品があるんじゃないかな、と思う。

 

 香辛料は、それ自体に防腐機能はないけれど、腐った肉も美味になる点で珍重された。香辛料の生産地はインド以東。ところが、ヨーロッパとインド以東との間に、十五世紀勃興するのがオスマントルコ帝国だ。彼らはお世辞にも、ヨーロッパに親和的な勢力ではなかった。

 オスマントルコと友好関係にあったのは、ヴェネツィアだけだった。のちにフランスもオスマントルコと友好関係になるが、これは帝国主義の勃興によってイギリス帝国主義と対峙するための外交革命であって、だいぶ後のことだ。

 ヨーロッパ人は、何とかしてインド以東から香辛料を輸入しなければならなくなる。そこで、地理上の発見の時代、いわば大航海時代が発生する。まさに、需要と供給の延長線上に、人々の冒険活劇が発生したのだ。

 

 Falloutシリーズ。それまで、非常にコアなファンを獲得してきたこのシリーズを激変させたのは、ベセスダだ。3によって彼らが創出したFalloutの世界は、行ってみればホラー要素の強いものだった。ただ、荒野を歩いているだけで恐怖を感じるようなシステム。人間が人間を「食料」として奪い合う世界。巨大化した害虫。人々の欲望のみ先鋭化した世界。まさに、ホラーだ。

 人々はその延長線上にある4に、同じ要素を求めた。ところが、出来上がった4はお世辞にも3と同じ世界とは思えない出来だった。文明は荒廃しきったわけではない。人々の欲求は、まるで核戦争より前、欲望より知性が優先されるような世界。まるで、石油が出なくなって荒廃したアメリカの地方都市を舞台にしたかのようなゲームに、多くのFallout3ファンは落胆した。

 しかし、それ以外の一般的なゲームファンは、これで十分満足した。商業的には、ベセスダは大成功を収めた。Fallout3のファンの声を無視しても、十分に利益を生むことができたのだ。彼らはコアゲームを生み出すために存在するのではない。もはや、企業として、構成する社員たちを生かすために存在する企業なのだ。だから、Fallout4は企業としてのベセスダにとって成功の金字塔に他ならないのだ。あれ、何か忘れてきたような気もするな、でもいいか。儲かるし。

 

需要と供給だ。